時短で簡単、安全に調理ができる電気圧力鍋は人気の調理家電です。
そんな電気圧力鍋は、現在様々なメーカーが商品を発売しています。値段も1万円を切るものから数万円するものまでピンキリ。どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
そこで今回、比較的容量が大きめで人気のある4機種を比較してみたいと思います!
比較する4機種は人気の電気圧力鍋「ティファール クックフォーミー エクスプレス」「パナソニック SR-MP300」「シロカ SP-4D151」「アイリスオーヤマ KPC-MA4」です!
T-fal 「クックフォーミーエクスプレス CY8521JP」
取っ手のとれるフライパンや電気ケトルなどでおなじみの家電メーカーT-falの電気圧力鍋が、クックフォーミーエクスプレスです。
大容量6Lなので、大家族にも作り置きにもぴったり。210もの内蔵レシピを搭載していて、本体で作り方をガイドしてくれるので、初めての料理でも失敗知らずです。
圧力調理だけでなく通常の煮込み調理や無水調理も可能で、フタをあけた状態での炒め調理もOK。料理のバリエーションが幅広い高機能な電気圧力鍋です。
Panasonic 「電気圧力鍋 SR-MP300」
こちらは、言わずと知れた国内有名家電メーカーPanasonicの電気圧力鍋です。パナソニックは1977年から40年以上の長きにわたって電気圧力鍋を製造発売していて、2019年にリニューアルされたモデルとなります。
容量は3Lですがコンパクトなボディで、日本の狭いキッチンにも置きやすいサイズ感です。
多機能というよりはシンプルな印象ですが、煮込み・無水調理・低温調理・保温など必要な機能はおさえている安定感のある電気圧力鍋です。
siroca 「電気圧力鍋 SP-4D151」
シロカは、様々なキッチン家電や生活家電を製造する国内メーカーです。シンプルかつリーズナブルな商品を多く発売していることで、最近有名になってきました。
シロカの電気圧力鍋は、シンプルデザインが特徴。すっきりとしたコンパクトなボディにディスプレイと絞り込まれたボタンが配置されています。
圧力調理・無水調理・低温調理にも対応していて機能は必要十分。シンプル&リーズナブルな電気圧力鍋です。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋「PMPC-MA4B」
アイリスオーヤマは、家具・家電から収納グッズ、日用品までさまざまな商品を発売しているメーカーです。ホームセンターやネット通販サイトなどでおなじみですよね。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋は、容量4Lと豊富な自動メニューや手動メニューをダイヤル+ボタンでテキパキと選べる操作のしやすさが魅力です。卓上で鍋代わりにも使える設計になっています。
圧力調理の他に、無水調理・煮込み調理・フタをあけた状態での炒め・30~100℃まで5℃単位での低温・発酵調理まで可能。多機能な割に低価格で、高コスパな電気圧力鍋です。
電気圧力鍋選びの重要ポイントごとに人気4機種を比較
人気の4機種はそれぞれ特徴的な電気圧力鍋ですが、どのような違いがあるのでしょうか?
電気圧力鍋の選び方で重要となるサイズ・圧力調理性能・その他調理機能・使いやすさ・価格という5つのポイントで比較してみましょう。
サイズ
まず電気圧力鍋選びで重要となるのが、サイズです。
できるだけコンパクトなほうが邪魔にならないのは間違いありませんが、あまり容量が少なくて足りないのも困ってしまいますよね。
電気圧力鍋の容量は、家族の人数やライフスタイルに合わせて選びましょう。今回比較した4機種は、比較的容量のあるものを選んでいます。
本体の大きさについては、どの機種もそれなりに大きく蒸気口の上部スペースは空けておく必要があるので、キッチンや棚のサイズをきちんと測って置き場所を確保してから購入しましょう。
メーカー | T-fal | パナソニック | シロカ | アイリスオーヤマ |
---|---|---|---|---|
商品名 | クックフォーミー エクスプレス CY8521JP | 電気圧力鍋 SR-MP300 | 電気圧力鍋 SP-4D151 | 電気圧力鍋 KPC-MA4 |
容量 | 6L | 3L | 4L | 4L |
炊飯量 | 10合 | 5合 | 5合 | 6合 |
本体寸法 (幅×奥行×高さcm) | 38.0×35.0×32.5 | 29.2×27.8×27.0 | 26.5×28.2×28.3 | 32×33.4×23.2 |
大容量ならティファール一択です!
本体のサイズは他より大きくなってしまいますが、最大6Lでご飯も10合炊ける容量の大きさは魅力です。
ファミリーや作り置き派の場合、選択肢はほぼこの一択に絞られるでしょう。
圧力調理性能
「電気圧力鍋」というからには、圧力調理の性能も重視したいポイントです。
電気圧力鍋での圧力調理の仕組みは、通常の圧力鍋と同じ。
まず調理前に鍋内の圧力を高めるために予熱をします。その後設定した時間で圧力調理をして、最後に保温と減圧をして完成です。
このうち予熱にかかる時間は、消費電力によって差がでてきます。消費電力が高くパワーがある電気圧力鍋だと、予熱時間を短縮できます。
また、圧力が高い電気圧力鍋だと、圧力調理時の温度が高くなってより早く食材に火が通ります。
圧力調理で時短を求めるなら、消費電力や圧力が高いものがおすすめです。
メーカー | T-fal | パナソニック | シロカ | アイリスオーヤマ |
---|---|---|---|---|
商品名 | クックフォーミー エクスプレス CY8521JP | 電気圧力鍋 SR-MP300 | 電気圧力鍋 SP-4D151 | 電気圧力鍋 KPC-MA4 |
消費電力 | 1200W | 700W | 800W | 1000W |
圧力 | 70kPa | 70kPa | 90kPa | 70kPa |
調理温度 | 約115℃ | 約115℃ | 約119℃ | 約115℃ |
消費電力が高く予熱時間が短いのは、ティファールのクックフォーミー エクスプレスです。
一方、圧力が高いのは90kPaのシロカ SP-4D151。予熱時間は一般的ですが、加圧時間が短縮されます。長時間の加圧調理が必要な塊肉や小骨が多い魚などの調理で活躍します。
その他調理機能
機種によって使える機能は異なりますが、ほとんどの電気圧力鍋が圧力調理以外の調理方法もできるようになっています。調理方法がたくさんあると、電気圧力鍋の活躍の幅が広がります。
中でも違いが大きいのが、圧力をかけない加熱調理の性能です。
加熱調理自体はほとんどの機種で対応していますが、どのくらい細かく温度設定できるか?がポイントになります。1段階のみのものから、数℃単位で細かく設定できるものまで様々なので、用途に合わせて選びましょう。
また、フタをあけた状態での加熱調理は、できると非常に便利な機能です。煮込んだあとに少し煮詰めて汁気を飛ばしたいときにも使えますし、少し材料を炒めてから圧力調理で煮込むこともできます。
なお、ほとんどの電気圧力鍋が保温機能は搭載しているのですが、予約機能は「生ものNG」「一部メニューのみ」となっています。
メーカー | T-fal | パナソニック | シロカ | アイリスオーヤマ |
---|---|---|---|---|
商品名 | クックフォーミー エクスプレス CY8521JP | 電気圧力鍋 SR-MP300 | 電気圧力鍋 SP-4D151 | 電気圧力鍋 KPC-MA4 |
蒸し | ○ | ○ | ○ | ○ |
加熱調理 | ○(弱火75℃/中火90℃/強火160℃) | ○(煮込み/低温70/低温85) | ○(スロー85℃) | ○(30~100℃まで5℃単位) |
無水調理 | ○ | ○ | ○ | ○ |
炒め・煮詰め | ○ | × | × | ○ |
予約 | △(生ものはNG) | △(一部メニューのみOK) | △(炊飯のみOK) | △(一部メニューのみOK) |
保温 | ○ | ○ | △(基本メニューのみ) | ○ |
再加熱 | ○ | × | ○ | × |
圧力調理以外の調理機能については、アイリスオーヤマのKPC-MA4がもっとも充実しています。
30~100℃まで5℃単位で温度設定して加熱調理できるので、ローストビーフなどの低温調理からヨーグルトなどの発酵調理まで様々な料理が作れます。
フタをあけた状態での炒め・煮詰め調理も可能で、鍋代わりとして色々な用途で使いたい方におすすめの電気圧力鍋です。
操作性
毎日の料理で使う電気圧力鍋は、操作性も重視したいところです。
まず使い勝手に影響してくるのはフタの形状です。電気圧力鍋のフタは、大きく2種類に分けられます。
1つ目が、フタを回して開閉するスライド式。フタが完全に取り外せて丸洗いはしやすいのですが、開けるときに少し手間がかかります。
2つ目が、フタが炊飯器のようにパカっと開くプッシュ式です。フタが本体にくっついているので洗えるのは内蓋のみとなりますが、開閉のしやすさがメリットです。
いずれも慣れてしまえばそこまで大変ではないのですが、手軽さを考えるとプッシュ式がおすすめです。
また、普段料理慣れしていない方やメニューに悩むことの多い方は、本体に内蔵しているレシピの数が多く、ディスプレイで調理方法を案内してくれる機種がおすすめです。
電気圧力鍋の指示に従うだけで、簡単に美味しい料理が作れます。
メーカー | T-fal | パナソニック | シロカ | アイリスオーヤマ |
---|---|---|---|---|
商品名 | クックフォーミー エクスプレス CY8521JP | 電気圧力鍋SR-MP300 | 電気圧力鍋 SP-4D151 | 電気圧力鍋 KPC-MA4 |
フタの種類 | プッシュ式 | スライド式 | スライド式 | スライド式 |
内蔵レシピ数 | 210 | 7 | 10 | 90 |
画面で調理方法案内 | ○ | × | × | △(手順や時間のみ) |
操作性では、フタがプッシュ式で内蔵レシピ数が多いティファール クックフォーミー エクスプレスがおすすめです。
本体だけでレシピ選びから作り方の指示まですべて完結するので、料理初心者でも手軽に本格的な料理が作れます。
価格
最後に、やっぱり重要となるのが価格ですよね。
電気圧力鍋の価格帯はだいたい1万~3万円程となっており、容量が大きく高機能なものほど価格も高くなっていきます。
自分にとって外せない機能やスペックを備えた中で、もっとも安いものを選ぶといいですね。
メーカー | T-fal | パナソニック | シロカ | アイリスオーヤマ |
---|---|---|---|---|
商品名 | クックフォーミー エクスプレス CY8521JP | 電気圧力鍋 SR-MP300 | 電気圧力鍋 SP-4D151 | 電気圧力鍋 KPC-MA4 |
参考税込価格 | 38,000円 | 27,000円 | 20,000円 | 22,000円 |
個人的におすすめなのは、多機能な割に低価格で高コスパなアイリスオーヤマ KPC-MA4電気圧力鍋ですね。
まとめ
数ある電気圧力鍋の中で、最適なものを選ぶのはなかなか難しいですよね。
サイズを重視するのか、機能を重視するのか、価格を重視するのか…人によって譲れないポイントは違ってくると思います。
自分にとって譲れないポイントをしっかりと見極めて選べば、きっと理想の一台を見つけられるはずです!
どうしても選べない時は、デザインで決めてみても良いのではないでしょうか?
長く使うものですからお気に入りの一台を見つけてください!(^^)
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